ホンダS660発売間近!F1参戦との関係や開発責任者の椋本陵氏

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まもなく販売が開始される本田技研工業期待の新軽スポーツカー「ホンダS660」

位置付けとしては当然1991年に発売された「ホンダ・ビート」の後継機と言って間違いないでしょう。

しかしネーミングは、1964年に販売開始された名車S600を強く意識したものですね!

ホンダといえば2015年は名門マクラーレンと組んで7年ぶりにF1グランプリに復帰しましたが、実はこれらホンダの市販スポーツカーとF1参戦にはある共通した関係があります。

また、この「ホンダS660」を開発した開発責任者の椋本陵氏は26歳という非常に若いエンジニア!

椋本陵氏とは一体どのような方なのかも紹介したいと思います。

 

発売間近のホンダS660

ホンダS660、市販モデル

 

2015年は本田技研工業にとって、まさに大きな転換期になる年になりそうです。

昨年2014年はフィットのリコールやタカタのエアバック問題で、本田技研工業にとっては悪夢の1年でした。

しかし2015年は、まさに「ホンダイズム」を感じさせるチャレンジングな1年になりそうです。

その筆頭は何と言っても7年ぶりのF1グランプリ復帰!

マクラーレン・ホンダ2015

 

残念ながら第3期のような車体まで開発するオールホンダとしてのコンストラクター参戦は叶いませんでした。

しかし、ホンダのF1参戦の中で最も成功した黄金の第2期同様、エンジン供給という形でF1グランプリに帰ってきました。

更にはその黄金期に数々の栄光を積み上げたイギリスの名門「マクラーレンF1チーム」とのタッグということで、F1ファンの期待も更に大きくなっています。

そして、本田技研工業の市販車の方に目を向けると、2015年は「ホンダS660 」 と、あの日本が誇るスーパースポーツカー「新型NSX」の販売がいよいよ開始されます。

今回取り上げる「ホンダS660 」 の発売開始は、動画サイトに「しばらくお待ちください」のテロップとともにカウントダウンが表示され、そのタイムアップは3月30日(月)の午前10時くらいではないかと思われます。

当初4月2日(木)のアナウンスもあったようですが、4月1日の新年度を待たずに、今年度内の販売開始を目指されたようですね!

ということで、発売間近の「ホンダS660 」 ですが、冒頭でもお伝えしたように1991年から1996年に販売されていた「ホンダ・ビート」の後継車という位置付けで間違いないと思われます。

「ホンダ・ビート」は「ホンダS660 」 と同じく660ccの軽自動車枠の排気量で直列3気筒のSOHCエンジンを横置きミッドシップにレイアウトした後輪駆動の軽スポーツカーでした。

創業者の本田宗一郎氏が見届けた最後の四輪車としても有名です!

また、今回の「ホンダS660 」 同様に、「NSX」と時を同じくして発売されているのも似ています。

初代「NSX」の発売は1990年9月14日

初代NSX

 

 初代「ビート」の発売は1991年5月16日でした。

ホンダビート

 

一方肝心の「ホンダS660 」 ですが、開発コンセプトは「リア駆動の小さいクルマ」

「ビート」同様MR(ミッドシップレイアウト)に搭載されるエンジンは「N-BOX」などと共通の3気筒エンジンをスポーツカーフィールにチューニングしたものと思われます。

最高出力は軽自動車規制値上限の64馬力でほぼ間違いありません。

「S660 」 の最大の特徴の一つは「オープンエア」

つまりはタルガトップのように屋根が外れるのですが、ライバル車の「ダイハツコペン」の様に電動でルーフが格納されることは無いようです。

コンセプトモデルの動画を見る限り、ルーフはドライバー(もしくはナビゲーター)が手で海苔巻きのように巻いて取り外したり、取り付けたりする必要があるようです。

確かに一見面倒ですが、これはF1にも参戦するレーシングカーを知り尽くしたホンダという企業ならでは発想!

つまり低重心化のために思い重量物を、最も重心の高い屋根に採用しない。

また、屋根を開閉するための電動モーターを装備しないことで車両重量軽減につながり、よりスポーティーな走行フィーリングを味わえるということですね。

更にタイヤサイズは前輪が165/55R15、後輪が195/45R16と異径サイズのタイヤが装着されるようです。

リアのグリップを高め、軽自動車ではあってもトコトンスポーツドライビングを追求しようとする姿勢がいかにもホンダらしいです。

ただ少し残念なのは、オートショーなどに展示されたコンセプトモデルより若干車幅が狭くなって、全体的なイメージがいかにも市販車という雰囲気になってしまったこと!

これは道路交通法で、最大車幅が規制されていて、逆にコンセプトモデルの方が魅せる車という観点で、規制幅より大きく作られていたためで致し方ないのですが・・・(涙)

もう数日と迫った発売間近の「S660 」 ですが、更に詳しいスペックはほんのもうしばらくガマンといったところですね(^^;;

 

ホンダ市販スポーツカーとホンダF1の関係

ホンダS660

 

ホンダの市販スポーツカーの歴史は、発売間近の「S660 」 のネーミングの元になったとも考えられる「ホンダS600」から始まりました。

*実際には「ホンダS500」というモデルがその前に存在していましたが(^^;;

ホンダのスポーツカーといえば「ホンダS600」「ホンダS800」「ホンダS2000」「NSX」などが正統派のスポーツカーと言ってもいいのではないでしょうか?

ホンダには、スポーツモデルとしてチューニングされた「タイプR」というモデルが有り、実際にワンメイクレース(全員が同じ車で競うレース)で活躍した「シビックタイプR」や「インテグラタイプR」などもスポーツモデルですね。

更には第2期F1でも大活躍したホンダターボですが、ターボエンジンを搭載した「シティブルドッグ」などもスポーツモデルと言って過言ではないと思います。

その他「アコードタイプR」や「プレリュード」などもスポーツカーとおっしゃるオーナーもいらっしゃるでしょうね^^

もちろん軽自動車とはいえ本格的なMRで、与えられた規格の中では最大限スポーティな味付けを施された「ビート」や「S660」もスポーツモデルと言えるでしょう!

実は、これらホンダの市販スポーツモデルやスポーツカーとホンダがチャレンジしてきたF1の歴史には密接な関係があります。

 

ホンダは当然量販市販車メーカーで、F1グランプリを始めとするレースへの参戦は、そこで培われた技術の市販車へのフィードバックというのが大前提です。

と同時に、ホンダだけでなく世界中の自動車メーカーは巨額の予算を投じて、自動車(二輪も)レースに参戦することによってブランドイメージを高めています。

当然レースでの成績が、市販車の売上を大きく左右します。

しかし、せっかくレースで好成績を残しても、肝心の市販車がセダンやミニバンばかりで、スポーツカーやスポーツモデルがなければ購買意欲も湧きませんよね(^^;;

これは本田技研工業だけに限った話ではありませんが、特にホンダはF1グランプリ参戦と、市販スポーツカーの市場投入のタイミングがリンクしています。

ホンダの第1期F1参戦は1964年から1968年

この時市販車では「ホンダS600」が1964年に、「ホンダS800」が1966年に発売開始されています。

HONDA-S600

 

マクラーレンとジョイントしてホンダターボでF1グランプリを席巻した第2期は、1984年から1992年

*正確には1983年にスピリットチームにエンジンを供給する形でカムバックしています。

この時には、一般大衆車の「シティ」にターボエンジンを搭載した通称「ブルドッグ」や「ビート」「NSX」などが発売されています。

シティターボブルドッグ

 

そして第3期には「S2000」が投入され、今年2015年は第4期としてF1グランプリに復帰することに呼応するように「S660」と「新型NSX」の発売が予定されています。

S2000

 

現在F1グランプリにエンジンを供給しているメーカーはホンダ以外に「メルセデス」「フェラーリ」「ルノー」の3メーカーが有ります。

いずれも昨シーズンから現行の1.6L 90度V型6気筒直噴シングルターボエンジンで、レースにエンジンを実戦投入し、数々のデータの収集と改良を施しています。

ホンダV6ターボF1エンジン

 

また、一つのエンジンメーカーが3~4チームの複数のチームにエンジン供給することで、沢山のデータを集めることができています。

しかし今年から参戦を開始したホンダには、テストが厳しく制限されている現在のF1の規則の中では、実際の走行データが極端に少なく、しかもマクラーレン1チームへの独占供給なので、なお一層データが少なくて苦戦が予想されています。

「S660 」 や「新型NSX」といった、満を持して投入する市販スポーツカーの売上を伸ばすためにも、是非ともF1での好成績にも期待したいですね^^

新型NSX

 

「ホンダS660 」 の若き開発責任者、椋本陵氏

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発売間近になり注目を集める「ホンダS660」ですが、この車を開発したLPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)の椋本陵氏にも注目が集まっているようです。

LPLというのは、簡単にいえば開発責任者で、1台の車を完成させるための総指揮官のような存在!

そしてこの「ホンダS660」の開発責任者を務められたのが、本田技術研究所 四輪R&Dセンターに所属されている椋本陵(むくもと りょう)氏

まず驚かされるのは、椋本氏の年齢で、現在まだ26歳だそうです^^

本田技研研究所が50周年を迎えることを記念して新商品の提案コンペが開催されました。

そのコンペで優勝したのが椋本さんが応募した案件だったそうです。

ホンダS660内装

 

応募総数800件で、椋本陵さんの提案を含め、コンペで1位から3位の上位を独占したのは全て「軽自動車のスポーツカー」だったそうです。

椋本陵さんはミニ四駆で車に興味を持った極普通の少年でした。

それが、小学生の時に本田宗一郎氏の伝記に出会い、ホンダに就職すると決めたそうです^^

そして晴れて2007年に本田技研研究所に入社!

その後わずか3年後の2010年にさきほどご紹介した新商品提案コンペでグランプリを獲得されたんです。

そして2011年に「S660 」 の開発責任者に就任し、見事今回の魅力的な車を開発されました。

こうした若い力や意見がドンドン商品開発に活かされる企業こそが、真に成長を遂げていける企業なんですね!

もちろん先輩の絶大なアドバイスや支援があってのことで、新旧が見事に融合した結果生まれた車であることは間違いありませんね^^

ちなみに椋本陵氏の愛車は「ホンダS2000」だそうです。

きっと愛車の「S2000」の開発コンセプトも形を変えて「S660」にも反映されているのでしょうね^^

販売価格は軽自動車では高めの200万円前後と言われています。

ただ、軽自動車でなく、スポーツカーを購入するのだと思えば決して高い価格設定ではないように思います。

しばらくは予約待ちで、実際に購入できるまでにはまだ時間が必要なようですが、せめてカタログだけでももらって来ようかな(笑)

 

それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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